銀行は教えてくれない?「借りられる額」と「返せる額」の本当の違い
2026.02.16
こんにちは。山梨県甲斐市の(株)イトウ建築工房です。
前回の「土台」の話に続き、今回は家づくりやリノベーションにおいて避けては通れない、そして最も大切な「資金計画」の本音についてお話します。
まず気になるのが「自分たちはいくらまで資金を準備できるのか?」ということではないでしょうか。銀行へ相談に行くと、年収や勤続年数から「〇〇万円まで融資可能です」という回答が返ってきます。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
「銀行が貸してくれる額」と「あなたが無理なく返せる額」は、実はまったくの別物だということを。

「借りられる額」=銀行が貸してくれる限界値
「銀行の審査に通ったから安心」と考えがちですが、銀行の基準はあくまで現在の状況に基づいた「理論上の限界値」です。銀行は、新生活が始まったあとの「幸せのコスト」までは計算に入れてくれません。
例えば、
・毎年家族で出かけたいキャンプや旅行の費用
・お子様に受けさせてあげたい習い事や教育費
・ずっと大切にしていきたい趣味の予算
こうした、あなたにとって大切な日常のゆとりは、銀行の計算式には入っていないのです。

「返せる額」=今の暮らしを壊さない予算
新築を建てる場合でも、中古住宅をリノベーションする場合でも、大切なのは同じです。
「理想の住まい」を形にすることと同じくらい、「その後の家計のゆとり」を守ることが重要です。
どんなにデザイン性や性能に優れた住まいが完成しても、月々の支払いに追われ、日々の暮らしを切り詰めるようでは、せっかくのマイホームが「幸せの器」ではなくなってしまいます。私たちが考える「返せる額」とは、今の生活の質を落とさず、将来への備えもできる予算のことです。

「家計の基礎」から一緒に考える
では、どうすれば本当の「返せる額」がわかるのでしょうか。
私たちは、単に「今の家賃と同じくらいなら大丈夫」と考えるのではなく、将来を見据えた「家計の基礎」づくりからお手伝いします。
・数十年に一度必要になるメンテナンス費用の積み立て
・ライフステージの変化に伴う支出の増減
建物のプロであると同時に、私たちは「お客様のこの先何十年と続く暮らし」を守るパートナーでありたい。だからこそ、あえて少し現実的なお話も、丁寧にお伝えするようにしています。

理想を壊さないための、確かな計画
予算の計画は、あなたの夢を制限するためのものではありません。むしろ、最後まであなたの夢を壊さないために必要な、大切な「土台」です。
「まずは理想を思い切り語り、その上で安心して進めるための計画を立てる」
この順番を大切にしながら、イトウ建築工房はあなたの理想を全力で形にしていきます。まずは肩の力を抜いて、あなたの「これから叶えたい暮らし」を私たちに聞かせてください。
【全3回:暮らしを守る「安心の基礎知識」連載中】
住まいづくりの前に知っておきたい「将来の安心」を3回に分けてお届けします。
・第1回:理想の住まいを一生の安心に(https://styledesignlab.jp/topics/1427/)
・第2回:銀行は教えてくれない?「借りられる額」と「返せる額」の本当の違い(今回)
・第3回:住み始めてから慌てないために。予算計画に含めておきたい「大切な諸経費」(3月掲載予定)