住み始めてから慌てないために。予算計画に含めておきたい「大切な諸経費」

2026.03.10

NEWS

こんにちは。山梨県甲斐市の(株)イトウ建築工房です。
全3回でお届けしてきた「暮らしを守る安心の基礎知識」も今回がいよいよ最終回です。

第1回では「住まいの土台」、第2回では「本当の予算の考え方」についてお話ししてきました。家づくりの本質を少しずつ紐解いてきましたが、最後となる今回は、最も現実的で、かつ見落とされがちな「建物本体以外にかかる費用(諸経費)」についてお話しします。

予算計画は、あなたの夢を制限するものではなく、最後までその夢を壊さないために必要な、大切な「資金の土台」です。「最後にお金が足りなくなった…」と慌てることがないよう、新築でもリノベーションでも必ず発生する「裏側のお金」を整理しておきましょう。

建物代金だけでは、生活はスタートできない

チラシや見積書に載っている「建物価格」。実はそれだけで明日から住み始められるわけではありません。例えば、以下のような項目は「別途費用」として扱われることが一般的です。
付帯工事費:古い建物の解体費用、給排水の引き込み工事など。
外構・エクステリア工事:駐車場、フェンス、お庭の整備。山梨の車社会では、ここの予算確保が欠かせません。
生活必需品:カーテン、照明器具、エアコン、新調する家具や家電など。

私たちは、最初のご提案からこうした「工事以外にかかる別途費用」の目安もしっかりお伝えし、入居後の家計に無理が出ないような総予算のアドバイスを大切にしています。また、他社では別料金になりがちなカーテンや照明器具、エアコンなどを最初から標準仕様(坪単価)に含めることで、後から金額が跳ね上がらない工夫もしています。

リノベーションだからこそ必要な「予備費」という安心

リノベーションを検討されている方には、特にお伝えしたいことがあります。
中古住宅は、壁や床を剥がしてみて初めて、プロの目でも驚くような状態が見つかることがあります。
【現場で判明する追加コストの例】
構造補強:木材の腐食やシロアリ被害の補修費用。
目に見えない更新:古い配管の交換や、現代の基準に合わせるための断熱改修。

こうした「万が一」に備えた「予備費」をあらかじめ予算の中に組み込んでおくことが、リノベーションを成功させる最大の秘訣です。私たちは、最初からリスクを予測し、あなたの「幸せの器」を揺るがさない計画をご提案します。

見落としがちな「事務手続き」のコスト

工事以外にも、現金やローンで支払う細かな費用が重なります。
登記費用・印紙代:家を自分の名義にするための税金や手数料。
火災・地震保険料:大切な資産と家族を守るための必須経費。
ローン関連費用:銀行への手数料や、将来への安心を買うための保証料。
山梨特有の費用:自治体によって異なる上下水道の受益者負担金や境界確定の測量費用など。

これらを後回しにすると、最後にお気に入りの家具を諦めたり、引越し費用に困ったりすることになりかねません。特に家具・家電の購入や引越し代は、住宅ローンの対象外となるケースも多いため、あらかじめ「自己資金」としていくら手元に残しておくべきかのアドバイスも欠かせません。すべては、入居後に笑顔で過ごしていただくためです。

すべては「安心して住み続ける」ために

全3回にわたり、少し現実的なお話を中心にお伝えしてきました。
私たちがここまで細かくお伝えするのは、家を建てたり直したりすることがゴールではなく、その家で始まる何十年もの暮らしを、笑顔で過ごしてほしいと願っているからです。

「何にいくらかかるのか、全体像がわからなくて不安」
そんなときは、ぜひ私たち(株)イトウ建築工房にご相談ください。
新築でもリノベーションでも、あなたの「これから叶えたい暮らし」を守るパートナーとして、透明性の高い、誠実な計画を一緒に立てていきましょう。

まずは、あなたの理想の暮らしを私たちにゆっくり聞かせてください。そこから、一生の安心が始まります。


【全3回:暮らしを守る「安心の基礎知識」連載中】
住まいづくりの前に知っておきたい「将来の安心」を3回に分けてお届けします。

・第1回:理想の住まいを一生の安心に(https://styledesignlab.jp/topics/1427/)
・第2回:銀行は教えてくれない?「借りられる額」と「返せる額」の本当の違い(https://styledesignlab.jp/topics/1483/
・第3回:住み始めてから慌てないために。予算計画に含めておきたい「大切な諸経費」(今回)

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